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  12/2013
  初めてのインナーチャイルド  
R さん
   ここ最近、家族、仕事、プライベート全てが辛いと感じて、時には自分の感情をコントロールすることも難しくなる日々を過ごしておりました。

一生懸命やっているつもりなのに報われないと悲観的になっていました。

そんな時、インナーチャイルドの存在を知り、今のこの生きづらさはインナーチャイルドが何かを訴えているのではないかと思うようになり、一度体験してみたくなりました。

私は物心ついたときから、相手に自分の意見を伝えるのが苦手でした。

人から何かを言われると、「そうなんだ〜! 私の考えは違うかもしれない」と自分の本心を曲げて納得したふりをして生きてきました。また、自分の意見を言ってそれを否定されるのが怖かったからだと思います。そうすることが美徳とも思っていました。

なので、人と関わりを持つのが疲れることも度々ありました。

そして、自分の殻に閉じこもることが私なりに選んだ最良の生き方でした。

私にとって大切な人は尚更、相手の顔色を見て話すなど・・・、本当の自分をさらけ出せませんでした。

特に男の人とはどういうふうに関係を築いていけば良いのか分からなくて・・・。


 まず、目をつぶって、映像が浮かぶ前に涙が溢れてきました。
その後、4歳くらいの私が真っ暗な空間に寂しそうにポツンと佇んでいました。
先生に「その子の近くに行って何がしたいか聞いてみて」と言われ・・・、その子は少し躊躇した感じはあったけれど「チョコレートが食べたい!」って言ってくれました。
4歳頃から私は「あーしたい!」とか「こうしたい!」とか強く訴えたことがなかったような気がします。

それから、公園に行って一緒にブランコに乗ったり、お馬さんごっこをしたり、アイスクリームを食べたり・・・、徐々に4歳の私の表情が明るく柔らかく、私の想像を遥かに越えた、それはもうコミカルな漫画に出てくるような三枚目な表情でした。
その子を褒めた時、何ともいえない心地よさ、暖かく満たされた感情が、私の中にはっきりとした感覚で実感できたのが印象的でした。何とも言えない嬉しい感情が、私の中にジワジワと押し寄せてきたのを実感しました。

すごく感激しました。熱いもの・・・安心感みたいなものをハッキリ感じました。

 私の記憶の中の父親は理不尽で横暴で、まともに働くこともしない辛い過去しかありませんでした。
でも、セッションに出てきた父親は幼少の私の肩にそっと手を置き、カメラに向かって優しく微笑んでいました。
その時、せっかくインナーチャイルドをしているのに、こんな場面では意味無いなんて思いましたが、先生に「そんな時もあったのよ」と言われ、穏やかな父の顔もあったよな〜って、思い出させて貰えました。
寝転がっている父に先生が「何か話しかけてみて・・・」と誘導して頂き、「ちゃんと働いてよー!」って言ってみたら、「うるせえー」と返されてしまいました。
けど、先生は「ちゃんと話聞いてくれたでしょっ」って仰って・・・、そうなんだぁー、そう捉えるんだーと・・・。そうです、父は「うるせえー」とは言いましたが、聞いてくれました。殴られたりもしませんでしたし、怒鳴った感じでもなかったのです。
そして、父から私への言葉は「なんで懐かないんだよ」と・・・。その時の私の思いは、まずは父が私へ大きな愛情を注いでくれなくちゃ懐けないよって・・・、先生に同意を求めてしまいましたね。

 インナーチャイルドのセッションの最後に、その子は「カスタネット」をプレゼントしてくれました。
彼女の大事な大切なカスタネットをプレゼントしてくれたのです。それは今 私の胸の中にあります。
昨日は背中のあたりが風通しの良い感じで、体が軽くなったようなスッキリ感がありました。


Rさんが思いだす過去、
どちらかというと辛い、苦しいことが多かったのでしょう。
小さいころのお父様は、思いだしたとき穏やかなお父様でした。
そんなときもあったのです。
私たちはいろいろな感情を持っています。時にはどうしようもなく、自分を抑えられなく、周りの人達に辛い思いをさせてしまうこともあったでしょう。
でも一番苦しかったのは、Rさんだったのかもしれません。
その体験を、これからRさんの幸せのために活かしていきましょう。

Rさんのインナーチャイルドは、自分の気づいていない明るい性格も見せてくれました。
そして「会いに来てくれてありがとう」の気持ちで、大事な大切なカスタネットをプレゼントしてくれましたね。
それは今、Rさんの胸の中にあります。
あなたには、限りない未来があります。
自分を大切に、幸せになりましょう。
まだまだ気づきは広がってくるでしょう。
いまの時間を大切にすごしてくださいね。
                      れもん
          

さらに今世の過去にさかのぼりました。

 今回は“自分の主張を相手にハッキリ伝える事ができる自分になりたい”と先生にお伝えしましたが、
過去を振り返ってみていって、相手に気を使うことから自分の意思を伝えられず、結局は自分も相手も傷つけてしまった経験ばかりでした。


 大人になって、20歳代に婚約破棄をした時が思い出されました。
実は私、その相手の方を愛しているかどうか分かりませんでした。。
相手の方は優しく、結婚したら幸せになれるかもしれないと・・・。
そして、彼のお母様が急死して1週間が経ったときにプロポーズを受けました。
その時、私は受け入れてしまって、婚約し式場の予約までしてから押し寄せた苦しい感情・・・。そして婚約破棄をしてしまいました。

 30歳のとき、友人と始めた共同経営のお店も、振り返れば私がもっと早く、始める時に自分の意思を、意見をちゃんと相手に伝えれていれば、トラブルにはならなかったのです。
私は物心ついた時から相手の顔色ばかり気にして、自分を制限してしまうところがありました。
それは、大人になってからも今までずっと、そうすることが ある意味美徳とさえ思い込んでいました。
でも、自分を偽って、目を背け続けていても限界はあります。そうして爆発してしまって、自分も相手も傷つけてしまうということばかりでした。

婚約破棄の相手やお店を一緒にやった友人へ、思い切って自分の意志を伝え謝罪したら、「今は何とも思っていない」と・・・。
自分が思うほど相手は全然気にしていないのですね。

私は物事を難しく考えすぎて、勝手に膨らませて、自分を制限をしてしまって・・・、
シンプルなことを難しく考えすぎてしまっていました。

そして、自分の意見を言っても、それが相手の望むものでなくとも、相手はさほど気にはしないんです。

 最近よく人から言われることがありました。
それは「頭で考えすぎ」とか「頭で考えて行動しないで」とか。
先生にも言われてしまいました。
“頭で考えない”ということとはどういうことか分からずに先生に質問したら「最初に思ったこと」ということ。
なんてシンプルなんでしょう!
それが私らしさの第一歩ですね。
ありのままの自分を隠す必要なんてないのですね。

自分を出すことを 怯えずに怖がらずに 今から 少しづつ 
私らしい私の人生を歩いていきたいです。
まずは自分の思いや意見を素直に伝えることからスタートです。
まだまだこれから気づきがあること、楽しみです。
やんわりいきます。

(その後のメールにて)

 先日お伺いしたときに「正解なんてない」と先生が仰ってくれた言葉の意味を頭では納得できた気がしていましたが、漠然とですが、スポンジに水が染み込んでいくような、昨日そんな感覚があったような気がしました。

相手のことを考えて自分の心に蓋をしても良い結果は生まれない。誰も幸せにはなれない。

自分の人生は私が主役です。

自分を信じる。もっともっと!

私は価値ある人間なのだから、他人と比較しないで自分だけが持っている素晴らしいところを認めてあげる。


 今まで何度か先生のところへお伺いしましたが、こんなに自分と向き合ったのは今回が初めてかもしれません。
以前行った、前世のセッションも、ふと昨日思い出されました。
過去から今・・・、繋がっているのだな〜と、改めて思いをめぐらせてました。

そうですね。魂を磨くためにこの世に生まれてきたのだから、今は貴重な財産になるのかな〜と。

未来の為に今をしっかり生きるということ。
まずは自分の足で立てるように、全てはそこからのような気がします。


Rさんが悩んだからこそ、苦しかった分気づきも大きかったのです。
自分を知ることが、前に進むための大きな力になります。
2014年を素晴らしい年にするために。
今日が出発の日です。
                      れもん