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眩しい光の中で
OT さん
  
深い森の奥に一人でいました。
白い布の簡単な服に、革の編み上げサンダルのような物を履いていました。(南アメリカ、サーシャとしての前世。森の中を亡くなった時のままの状態でさまよっていました。)

5歳に戻るように言われて戻ってみると、村の中で笑いながら遊んでいる子供になっていて、私の兄は今世で最初に私を助けてくれた男の子でした。
お父さん(今世の父)、私の先生(今世の先生)は二人とも今でいう政治家のような仕事をしていて、指導的な立場にありました。
この二人を助けて、役目を継いで行けるように勉強をしていたのですが、11歳の時村は襲われて今のスペイン(?)の軍隊に占領されました。

働き手は労働に連れ出され、兄も連れて行かれました。村の指導者は父や先生も含めて、皆殺されました。

次に現れたのは二十歳位の私と、私を陵辱する数人の兵士でした。
中の一人は、現在別居している夫でした。私はここから数年で精神に異常を来たして、森の中で死に、死んでから長い事森の中をさまよっていました。

天上界に帰った私は眩しい光の中で22-3才の健康な女性になっていて、父、母、兄が迎えに来てくれていました。

振り返ってみると、この生で私が学ぶ課題は自然と呼吸して生きる事、環境に適応する事でした。
サーシャとして生きた時代は、深い孤独と悲しみがありました。
当時の私は、逃げる事、抵抗する事等、何も知らなかったから出来なくて、こういうものだと思っていましたが、周りを見ること、人から外の様子を聞くなど方法があったのではと思いました。

この時天上界で会った綺麗な女性は、雰囲気は随分違いますが、今の母だったのかもしれません。
彼女は法で人を導く立場にあった周囲の人が殺されていくのを間近に見て、私がそういう勉強をするのを本能的に、ことさら嫌ったのかもしれまん。