ヒーリング コスモス パロール TOP
  06/2010
  なにげない日常を楽しく  
KO さん
  セッションの後、なにげない日常
例えば、温かいコーヒーを飲むとか、お日様が輝いているとか
だけでも、すごく心がウキウキして、毎日楽しんで過ごしています。


5年ほど前、私は前世が見たくて、こちらのサロンにおじゃましました。

その時は、疲れていたのか意識が殆どなく寝てしまいました。
セッションを終えて家へ帰った後もずっと寝ており、
普段はそれほど睡眠を必要としないのに、不思議だなぁと思っていました。

その後、大きな変化もなく日々を過ごしていましたが、
もっと人に対して思いやりを持って、人のために何かをしないといけない、
そんな想いが心に湧き上がり、もう一度セッションの予約をしました。
前世は見られなくても何か生きるヒントがもらえればとセッションに臨むと、一回のセッションで2つの人生が垣間見れました。


≪ハンス≫

イタリア? ヨーロッパの海辺の村に住んでいる15歳の少年
丘に登り、海を眺めているのが好きで、1人でいることが好きな少年
父・母・妹(現在の弟?)・祖父と住んでいました。

時は移って 27歳、結婚し妻・子供(息子・娘 *息子は現在のルームメイトのよう)と暮らしていましたが、大きな津波が起こり、いくつかの家が流され、人が何人か死んでしまいショックを受けます。

それなりに平凡な毎日を過ごしていますが、45歳のころに病に倒れ(肝臓の病気)、半年くらい寝たきりになった後、生涯を閉じました。

親切にしてくれた近所のおばさんが現在の母親でした。
他にも働けない私の代わりに家族を支えてくれた人や、援助してくれた人がいたはずです。
そのやさしさを、忘れないようにしたいです。

彼は小さな村から出られず、いろいろなところに行きたかったのに、守るべき家族や時代背景もあり、村から出る事もなく一生を終えてしまったことが心残りだったよう。
彼の人生のテーマは「父親になること」でした。

ハンスからのメッセージ

「いろいろなところに行って人生を楽しんで、
羽目をはずしすぎないように」
「現在の弟とルーメイトの友人を導きなさい」


≪みどり≫

江戸時代の吉原の花魁(おいらん・遊女)で 15・6の頃、親に売られ、心を凍らせ感情を隠して生きた女性。
 *家に帰る途中で「寛政」という年号が浮かび上がってきました。

遊郭の中では友達もおらず、世話係の老女(やり手)には金づるとしか思われず、あまり待遇はよくありませんでした。
それについて怒ることもなく日々疲れ、あきらめて暮らしています。

みどりの父親は現在の父親、お金に執着をしている人でした。
父親との関係を改善し、赦すために私は父に今生で出会っています。
(父との関係は10年ほど前に改善し、今はとても良好な関係です。)

雑種の茶色い犬が遊郭に住み着いていたことを、セッション後に思い出しました。
たぶん、現在の飼い犬な気がします。
あの頃は可愛がれなかったので、今生で目いっぱい可愛がっています。

廓の中の男性奉公人に、昔付き合っていた人がいましたが、当時はその優しさに気がつきませんでした。
別れてしまったけど、彼には人を好きになることやひたむきな心など、いろいろ教えてもらった気がします。

みどりの最後はあまり安らかとはいえず、22歳で結核になり、狭くて暗い納戸のようなところに閉じ込められ、食事も満足に与えられず死んでしまいます。
辛かったですが、遊女の殆どは良い扱いをされず、他にも同じように死んでいく遊女が多いため、諦めて死を受け入れていました。


この人生で私は、自分の力ではどうしようもできないことがあることを学びました。
つらい境遇でも、人とかかわり生きていくべきだったと思いました。

セッション中、涙がボロボロでて、私は泣きたくなどないのに不思議な気分でした。

私はドライな性格で何事にも深入りしないところがあるのは、このみどりと少し似ているのかもしれない。
何度か夢に見た、暗い淵にいる遊女の姿は、このみどりだったんだ、と思っています。

みどりの父も、世話係の老女も、最後まで幸せとはいえない人生を送っています。
光の存在になった時に、私は彼らの人生に深く同情し赦すべきであったと思いました。

彼女から
「普通の女性としての体験を大切にして生きなさい」

というメッセージを頂きました。


この前世体験の後、目の前が明るくなり魂が震えるような感覚があります。
まずは大きな心で人と関わり合っていきたいです。

また、ハンスやみどり、他の前世や守護する方々に見守られ、
前世と手を取り合って、成長していきたいと思っています。


二つの体験はKOさんの心に多くの喜びをもたらしました。
「人に対して思いやりを持って、人のために何かをしないといけない」という気持ちが、二つの前世を導きました。
今も様々な人生を歩んでいる人々がいます。
お互いが思いやりを持ち、尊重していける世の中になるように、と思います。
KOさんの体験はこれからの人生に前向きに活かされていくことでしょう。
                          (れもん)