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  12/2005
  心で感じ体験して変わる  
CS さん
 

 私は以前、音大に通っている途中に前の主人と知り合い19歳で中退、その後結婚して21歳で出産。
24歳で離婚、母子家庭になり27歳で今の主人と結婚しました。

いつからかは分かりませんが、いつの頃からか私はずっとイライラしていました。
その為、子供に当たってばかりいました。
誰かが大きな病気をしたとか怪我をしたとか、別に大きな出来事もないのに、ちゃんとご飯も食べられて、子供もいて旦那さんもいて、周りから見れば幸せなハズなのに、いつも何か満たされていない気持ちで、そのうち無気力になり、ささいな事でも腹が立っているのでした。

 人と会うのが嫌だったり避けたり、話をするのも嫌だったり、引きこもりになっていました。
うつ病かも知れないと思って病院にも行きました。
生きているのが苦しかった。
このままの自分ではいけない、自分を変えなければと思ううちに、次第に自分とは何者か、何故生まれてきたのか、私の使命ってなんだろう、と思うようになりました。
そんな時、過去世セラピーというものがあることを知り、体験してみたくなりました。

 カウンセリングを受ける前日、また子供に怒ってしまいました。
かなりヒドイ事を言ったと思います。そんなに怒る事でもなかったのに。
私の気が治まらなかったので、晩御飯を抜きにしてしまいました。
もちろん私も食べませんでしたが、そんな仕打ちをしてしまう私に嫌気がさし、このまま車に引かれてしまえば・・・・、とも思いました。

 私は何の為に生まれて、何の為に生きているのか。
自分の子供を何故苦しめてしまうのか。
私なんて存在しなければ良かった、とまでも思いました。

 ネットの画面を何となく「人は何故生まれてきたのか」という様なキーワードで見ていると、パロールさんに出会いました。
引き寄せられるようにクリックし、求めていたセラピーを見つけ、とんとん拍子に予約。
これで楽になれるかもしれないと疑いもなく当日が来ました。

 部屋に案内され、ハーブティーをいただきました。
ハーブティーは好きでよく飲んでいますが、セッションを前にして格別な味わいです。
待っている間、部屋を見渡すと石がたくさん置いてありました。
娘がパワーストーンが大好きで、お店屋さんがあると必ず立ち寄ります。
娘がいたら、喜ぶだろうなぁと思いました。

 先生は、お子さんと私が同い年だと嬉しそうにおっしゃって下さいました。
頭をポンポンと触れられました。
もうすぐ30歳になるので頭をポンポンされるのは不思議でしたが、気持ちよかったです。
子供に見えたんですね。私は子供にもポンポンしてあげようと思いました。

 カウンセリングが始まりました。今日はお話だけで終わるかなと思っていましたが、過去世セラピーまで進めてくれる様でワクワクしました。
始まってすぐに私は泣いていました。何故泣いているのか分かりません。
後で考えると、娘の魂が泣いているのかとも思いましたが、私の魂が泣いていたのかも知れません。

 黒くどんよりした雲の隙間から光が見えます。夜でした。
大きな木の下に白く光る天使がいて、光に向かって矢を放ちました。
矢が光に突き刺さると、世界は消えました。
すると今度は白い月が輝く晴れた夜でした。
絵本の世界の様です。
小さな男の子が立って月を見ています。
すると白く輝く女神様が降りてきて、男の子を優しく抱きしめて空へ上って行きました。

 また真っ暗になり、どこかへワープしているみたいです。
先には光があり、黒く紫の模様のあるアゲハチョウが誘導してくれているようでした。
暗いトンネルを抜けると、そこはのどかな牧場でした。
私は20歳くらい。
白い馬がいます。自分で飼っている馬のようでした。
弟と姉がいて、おじいさんがいて、両親は小さいウチに亡くした様でした。
名前はキャロル。

 次の場面へ行くと、オレンジ色に染まる空と海。夕暮れでした。
大きな崖がたくさんあって、景色の良いところでした。
名前はカトリーヌと言っていました。26歳。
さっきのキャロルは何だったのでしょうか?(CSさんの前世の一つです。)

 違う時代へ来たようです。
恋人と一緒で、今から飛び降りる様です。
悲しくなって泣きました。
死のうとする原因となる場面へ行きました。中世のヨーロッパの様です。
2階から1階にいる両親を眺めていました。お客さんと玄関で話をしています。
どうやら「恋人が戦争に行くから、別れたほうがいい」と言いに来たらしいのです。
そのお客さんは恋人の父親なのか、上官なのか分からないけれど、今考えると上官の様でした。
心配そうに母が2階へ上がって来ました。父は何も言わなかった様です。
その時の両親は今の両親でした。
一晩中泣いた様です。

 3ヶ月ほど彼とは会えず、森の中へ探しに行った様です。
彼は森の草むらに座っていました。戦争に行きたくないと言っています。
二人で山道を歩き、最初の崖っぷちに着きました。

 気が付くと私は水中にいます。
青い水の中から光が見えます。
船が来て私を助けてくれました。
彼は別のところで助けられて生きているようです。

 30歳のカトリーヌ、子供がいます。
旦那さんは仕事に行っていません。

 40歳のカトリーヌ、ホールでピアノを弾いています。
お客さんはまばら。ピアノサークルの発表会のようです。

 50歳のカトリーヌ、パリの街角でベーシストと歌を歌っています。
白い羽の付いた帽子をかぶっています。お客さんはたくさんいて楽しそうです。
フランスだったのでしょうか?

 80歳のカトリーヌ。小さな家の暖炉の前でロッキングチェアに座り、編み物をしています。
隣には旦那さんがいました。

 90歳のカトリーヌ。自分のお葬式をしています。棺を土に埋めるところ。
今、終えてきた人生を上から眺めているのでした。
看取ってくれたのは娘(今生の娘)でした。その時の旦那さんは今の私の主人でした。
過去世でも家族だった。
今は連れ子という状態ですが、何も不自然な事ではなかった。

 カトリーヌはその時代に人生を楽しむ為に生まれたと言った。
私がかわいそうだから来てあげたと言った。
その時代で学んだ事は戦争は良くないという事。
だから私は戦争の話を聞くと無性に悲しくなるし、戦争の本や記事を食い入るように見るんだなぁと思いました。

 今の私も人生を楽しむ為に生きてるんだと思った。
何か特別な使命を持って生まれた訳ではなさそうだ。

 最後にカトリーヌは私に言った。
「もっと子供に優しくしてあげて」
その言葉で体がとても温かくなった。
他には何も言わずに私を抱きしめてくれた。
私を許してくれた、受け入れてくれてるんだと思いました。

 光に包まれカトリーヌは空へ上っていった。
5歳くらいの子供になり、向こうからたくさんの子供の天使が迎えてくれた。
カトリーヌは金色の空の金色の雲の、金色の船に乗り、金色の天使になって手を振った。
あれは私の顔だった。

 私は前世でも幸せだった。
先生は「幸せを確信したじゃない」とおっしゃってくれました。
時計を見るともう3時。
子供が帰って来るのであわてていて、ゆっくりお話も出来ませんでした。

 でも、その日の朝まで鏡を見ればしかめっ面、口角も下がりどんどん老けていく感じの私でしたが、終わってから鏡を見ると、とても晴れ晴れとした顔に見えました。
口角も上がって見えます。すっきりした顔になりました。
次の日、何だかウキウキして幸せで幸せでたまらない。
別に生活は変わらない。今まで通り、ダラダラとのんびりした生活。

 だけどそんな自分が嫌にならないし、子供の事も何も腹が立たない。
叱りはするけど怒りはしない。
今までは怒ると小さな声でブツブツ文句を言って自分の部屋に閉じこもっていた娘が、
昨日は「分かった。ちゃんとやるから怒らないで」と言った。
カトリーヌが私を愛してくれたから、私は娘を愛せるようになった。
主人の事も、何だかどうでも良い存在に思えてきていたのが、体調を心配してあげられるようになったし、愛せるようになった。
これからは主人も娘も支えてあげられる自信がつきました。

 先生、本当にありがとうございました。
何となく感じたことですが、私はアロマテラピーの仕事に就くのでしょうか?
もちろんそれは私の努力次第の事ですが、お話の中で何となくそう感じました。

 今まで占い師さんに、「あなたはこういう性格で、こういう仕事に向いています」とか、色々言われた事もありますが、人から言われて変われるものじゃない、“心で感じて体験して人は変われる”とはこういう事なんだな、と実感できました。
本当に癒されました。
私も人を癒せるようになりたいです。
その為に、これから自分なりに色々学んでいこうと思います。

 昨日は友達の出産日でした。
産まれる前は「まだかな? 大丈夫かな?」とソワソワしていましたが、4時15分くらいに、「あ、今産まれた」と思いました。
夜に友達から連絡があって「4時30分に産まれた」と・・・。
ヒーリングを受けたばかりだったので、まだ不思議な力が残っていたのかも知れませんね。

 セッションを受けた事を母に話しました。
「カトリーヌは天使だね。子供の事はもっと旦那さんに甘えていいんだと思うよ。でも甘えすぎて、もたれかからないように」と注意されました。
前世でも母は心配性で、父は何も言わずに見守るタイプだったよ、と言うと、今もそういう状態なのだそうです。

 家のリビングには2枚の絵が飾ってあります。
ラッセンの絵なんですが、一つは2頭のイルカが青い水中を光に向かって立ったように泳いでいる絵。
もう一つはオレンジ色の夕日か朝日のオレンジ色に染まる海岸の絵。
結婚する前から主人が持っていた絵ですが、私が先日見た、心中する時の風景や雰囲気や色がそっくりです。
たまたまかも知れませんが、不思議ですね。


「何だかウキウキして幸せで幸せでたまらない。私も人を癒せる人になりたい。」
そんな感想を送ってくださった、大きな美しい目のCSさん。過去世でも同じ家族で幸せだった事を想いだして下さいました。
家族を大事にして自分の夢に向かって進んでいかれる事を祈っています。

                         れもん