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目に飛び込んできた 花柄のブラウス
AEさん
 
 セッションが始まると、子供向け絵本の挿絵のような映像が浮かんできました。
イラストのような丸顔の仲良し二人組みで、仲良く手をつないで歩いているようでした。
心は楽しかったし平和でした。
そのうち片方の顔がだんだんと人間の子供の顔に変化してきて、お下げ髪の女の子になっていきました。誰だろう? 私の姉? そういえば姉はずっと三つあみのお下げ髪でした。
 そう思うと場面は建て替える前の、昔の自宅和室の映像になりました。
私はこの部屋で、おもちゃのプラレールで遊んだことを思い出している…。
後にこの部屋に仏壇が置かれる。姉が突然病気で亡くなったのもこの部屋。(その時私は8歳)遊んだのもこの部屋。おじいちやん、おばあちゃんがいたのもこの部屋。
その祖父母も後年体調を崩してこの部屋で臥せって、この部屋から病院へ行ってしまい、それっきりだった。我が家がにぎやかだった頃と、一人また一人といなくなってしまった、幸福感というよりは喪失感の象徴のような部屋。
私がいつも突然とり残された部屋…。
 なぜ今日思い出したのかは、わからない。自分がそれで泣くとも思っていませんでした。
彼らは彼らであの世で無事に暮らしているらしいし、問題はないようです。
なのに私は泣くんだ…。ああ私は自分のことで泣いているんだ…。

 場面は中世ヨーロッパに変わりました。
フランスらしい。私はオルレアンという男性でした。
郊外の城で城主を護る衛兵の仕事をしています。この時点でオルレアンの心はどうも既に疲れていました。熱意を持って任務に当たっている風でもないのです。結婚はしておらず、故郷の母と妹たちを思っています。父は彼が12歳の頃、亡くなっています。やはり衛兵のようで、私は子供の頃から父と一緒に馬に乗っていたらしい。それで今の職につながっているようです。
 遠くから、近々いわゆる敵方の軍勢が来るのを、彼はわかっていたようです。
いわゆるというのは、、、映像ではいまひとつ関係性がわからなかったけれど、もしかしたら同じ城内の○○派、なのかもしれないです。それに、もしかしたら広い意味で仲間の軍勢が来るまで一人必死で交代の日まで頑張っていたのかもしれません。それとも何かの陰謀でもあったのでしょうか? そこのところはよくわかりません。
とにかく自分とは違う勢力のようです。そして自分たち(私と城主)の情勢が不利(敗北?)というのもわかっていました。
 ついに軍勢がきて、城の門の前で相手の‘隊長’と私は何かを話している。お互い武力は使わず対話路線に徹している。私は一生懸命何かを説明している。こちらの城へ来る前からそう。相手方との相互理解を求めて最大限努力してきた感じ。が、それも成果を得ず疲れきってしまっている感じです。
(実を言うと、今現在の私の人間関係で最も頭にきたと感じる相手(女性ですが)のあだ名が‘隊長’といいます。この‘隊長’も、何を言ってもひねって解釈する人なのです。そして策略家だった…。短期間とはいえ信じていた私が馬鹿だったと思った人です。今、彼女は計算どおり策略どおり、思うようにやっています。)

 その後私は退役し、故郷へ戻りました。馬に乗ってとぼとぼと帰路についている。
 実家は酒造のようで大きな樽が見えます。妹たちは嫁いだのか、もう居ない。母とニ人で田舎町で細々と家業を営んでいる。その母が今生の父らしい。そのうち母が肺を患って寝込んでしまう。(今生の父も大昔に肺を患った。おまけに酒豪なのだが、酒乱とかではなく、当たり前のように水のようにお酒を飲むタイプです・笑)
 母が病に倒れてもオルレアンは一人で家業を営んでいる。そんな彼を近所の年配の婦人が、よく気にかけてくれていた。それが今生の母らしい。
 オルレアンの容貌は、以前行ったことのある神社の宮司を思わせるのです。宮司は過去世での父のように思えます。個人的には認めたくありませんが、過去世での父や妹たちとの縁はあまり強くなさそうです。(宮司を好まない訳は追記に出てきます。)

 オルレアンは、決して武力を使わなかったり、とことん母に仕えたりと、よいことをしていたかもしれないけど、世間的にはちょっと風変わりです。
はっきり言ってパッとしない人生でした。それに不思議なくらい結婚願望がないみたい。ずっと人のための人生だったので、自分のやりたいことが何なのかもわからないまま人生を終わったようです。自分の生活環境には特に不満もないのですが、やはりどこか虚しかったのです。 (ここで、パリのような首都で、おしゃれなオープンカフェのような、ウッディなテラスのような映像が実はありました。意味はわからなかったです。)

 さあそのオルレアンはいつ私の体に入ってきたのでしょう。
いつですか? という先生の問いに、「7、8歳」との答えが返ってきました。
 あ、繋がった。そう、それはまさに姉を亡くして、心にぽっかり穴の開いた時の私です。その後はずっと私の中にオルレアンのフィーリングは生き続けていたようです。

ずっと以前から、私は異常に家にいたがり、慢性的にプチうつのような状態でした。だからこのセッションを受けに来たのです。趣味の幅を広げようとしても(そう、自分の世界を創ろうとしても)、この前に進めない気持で中途挫折していたのです。
 自分のためには生きてはいけない、という信念でもあったのでしょうか?
私は何を学んだのでしょう? 自分のために生きていいよ、ということでしょうか?
遅まきながら私はこれから、自分を表現することが出来そうです。

 私には、特に朝の目が覚めるときの鬱々とした気持ちがありましたが、セッション翌日は「必ず人生変えよう、変ろう」と念じている感覚を感じました。
 それと、セッション後の帰りの電車では、ポプリの香りのようなものが漂つてきました。カモミール、何かの花の香り、ラベンダー、家に着くまでに3、4種類の香りを感じました。居合わせた人の香りかな? そして最後は道端に吊るしであった綺麗な花柄のブラウスを衝動買いして帰りました。地元なのに今まで素通りしていた店に始めて入ったのです。

以上、3.17現在のレポートです。
セッション翌日ですので、これからいろいろ変化が出てくるのだと思います。


<追記>
 なぜ私が宮司を嫌いかというと、男性特有の有無を言わせぬ(ちょっと低い荒い)‘気’があり、人のためと言って行うヒーリングは、「これは古神道のやり方で、自分には霊能力があり、他の霊能者も慕う人物だ」とか言って、相手を全裸にしようと躍起になるからです。当然というか、宮司は女性にしかヒーリングの話を持ちかけません。曰く娘が欲しかったからだそうですけど。
「このままでは不幸になる」とか、「ノイローゼになる」とか言って相手を不安にさせ、「気を整えるぞ」といって全裸にさせようとするのです。
(注: 原文のままの表現は、ここでの掲載を差し控えています。)
まあ他にも、、、。
ヒーリング以外の話でも、「自分の言う通りにしていれば間違いない」みたいなノリなのです。
 ・・・神職? ・・・それなりに善意なのでしょうが、何はどうあれ話の運び方が非常に不愉快だったので、セッションで宮司のことを思い出したとき、とにかく嫌だったのです。私も友人もヒーリングは断りましたが、(→そういうのはこちらが強く望んで「お願いします」と言った時にしてください、と。)いきなり胸は触られました。(一応簡易ヒーリングの一環だそうで・・)更に「ホテルへ来い」と電話まできて、本当に不愉快でした。
 これ、旅行雑誌などでご利益のある神社として載ったりする、観光地の普通の神社なんですよ! 怪しげな宗教法人××社とかではないんです。
普通の参拝者を社務所の中に呼んで、いろいろ話してこんな展開にするのです。私たちもただの観光客だったのです。
 もう私はこの神社には二度と行きません。
 私としても、嫌なことがなかなか忘れられないタイブなので、どんな映像を見ても、宮司に思えたのかもしれません。
 
 
 城主に仕えていたオルレアンは離れた家族が気ががりでした。自分はさておき家族を大事にしたい、家を離れたくないという思いが、今生のA.E.さんに影響を与えていたのでしょう。
 彼が光に帰り、彼のフィーリングが抜けていった事で、A.E.さんは家族との良い関係を持ちながら、自分を大切に進んでいかれる事でしょう。

(れもん)